在庫は収益に関係ない?

「在庫を減らしたって、収益改善にはならないし、いずれ売れるんだから、在庫を減らす意味はないんじゃない?」

本当にそうでしょうか?

粗利益は、売上ー売上原価 で求められます。
また、粗利益は、売上ー(期首在庫+期中仕入ー期末在庫) で求められます。

これらの式からでは、在庫が沢山あっても粗利益には何ら影響を与えません。
それ故、MD/バイヤーは在庫に意識が向きません。

しかし、企業にとって重要なのは、投下した資本に対して、どれだけ利益を上げられるかです。

例えば、100万円で仕入れた商品を150万円で売る場合(粗利益50万円)、

1日で売り切った場合と、10日後に売った場合の収益性はどうでしょうか?

1日で売った場合、50万円÷(100万円×1日) = 50%
10日後に売った場合、50万円÷(100万円×10日)= 5%

1日で売った場合の方が収益性が高いですね。

つまり、在庫として眠っていればいるほど、収益性は低下します。

理屈が分かったら、在庫を適正にして、収益を上げましょう。

※この考え方は、Jコスト論に基づくものです。